小須戸ARTプロジェクト2016
会期:2016年9月17日~10月10日
会場:町屋ギャラリー薩摩屋のほか、小須戸本町通り周辺野町屋や店舗等
他に、京都、東京での関連企画を実施
主催:小須戸コミュニティ協議会
信濃川舟運で栄えた蒲原平野の在郷町としての歴史を持つ小須戸の町。
舟運の衰退により時代に取り残された一方で、近年は開発を免れた新潟県下有数の町屋の町並みが注目され、町屋を改装した店舗の出店が相次ぐなど、注目を集めつつあります。
プロジェクトでは、こうした動きの一層の進展を目指し、「町屋ギャラリー薩摩屋」を中心に、地域に点在する町屋や店舗をつなぐ媒介として現代アートを活用します。プロジェクトを通して、作家、住民、来訪者間での新たなネットワークの構築、アートによる地域の価値を再発見・再認識・情報発信の機会を設けます。
また、2年後に開催が想定される“ 水と土の芸術祭2018” を一つの目標に、作家との交流や出会いの機会を継続していきます。
※アサヒ・アート・フェスティバル2016参加事業、水と土の文化創造都市2016市民プロジェクト採択事業
本プロジェクトはアサヒ・アート・フェスティバル2016に参加し、アサヒグループ芸術文化財団の助成を、また、水と土の芸術祭2015市民プロジェクトに採択され、新潟市の助成金を受けて実施しています。
参加アーティスト(公募)
小出 真吾
1986年生まれ、新潟市中央区在住。新潟大学で建築を専攻し、卒業後はグラフィックデザインや空間デザイン等に携わる。2012年からは大学時の友人らとアートユニット「KiKiKo.」を結成、インスタレーション作品などを手掛ける。
鮫島 弓起雄
1985年生まれ、東京都在住。2010年東京造形大学彫刻科卒。日本の文化や地域性に関連したものを製作。現在は日本での制作活動と、アジアを中心とした国々での文化の研究、取材を交互に繰り返している。
渋田 薫
1980年生まれ、京都市在住。メイクアップアーティスト、料理人等々様々なアルバイトを経験する傍ら、日本画、テンペラ、油絵、ガラス工芸を学び、芸術の道に入る。現在はクラシック音楽を表現した作品に取り組んでいる。
※プロフィールは当時のものです。
過去プロジェクト参加アーティスト
したて ひろこ
野原 万里絵
飯沢 康輔
荻原 貴裕
吉野 祥太郎
鈴木 泰人
橋本 直明
南条 嘉毅
展示作品
川面#1 / 小出 真吾
会場:町屋ギャラリー薩摩屋
Pattern04 ~ 絨毯と子供~、Pattern05 ~ 絨毯と子供~ / 野原 万里絵
会場:町屋ギャラリー薩摩屋
川面#2 / 小出 真吾
会場:旧割野屋
シャトル・デ・ドローイング / 鮫島弓起雄
会場:旧割野屋
合奏曲 “ コスドノヒカリ” / 渋田 薫
会場:町屋カフェわかば
Earth Concerto “GEORG” / 渋田 薫
会場:CAFE GEORG
絨毯のための習作 04 / 野原 万里絵
会場:栄森酒店
WS・作品解説
参加作家による作品解説ツアー
■日時 9月17日(土) 午後1時~2時30分
■会場 町屋ギャラリー薩摩屋へ集合 その後各展示会場を移動
■参加費 500円(雛の町家での展示見学のための施設入館料)
パンと炭で描く、小須戸のかたち!
作家の描いた下絵の上に、作家が作った“小須戸定規”の型を使って、子どもたちが木炭でお絵かき。大きな壁画を作家と一緒に制作します。
■日 時 8月30日(火) 午後1時30分~3時30分
■会 場 町屋ギャラリー薩摩屋
■対 象 小学生や保育園・幼稚園の子どもたち(保護者の方の見学も歓迎)
■参加者 5名
■参加費 無料
手と手を合わせて通じあう
フェイスペイントで使う絵具で自分の手にお絵かき。描き終わったら参加者みんなで手をつないだり、写真を撮ったり、いろいろなゲームをして楽しみます。
■日 時 9月10日(土) 午後1時~3時
■会 場 町屋ギャラリー薩摩屋
■対 象 どなたでも。友人同士や親子での参加も歓迎します。
■参加者 8名
■参加費 1組500円
■持ち物 デジカメやタブレットなど写真を撮れるもの
トークイベント 小須戸夜話
■開催趣旨
小須戸ARTプロジェクトの恒例となった“夜な夜な会”の時間帯に、作家や水と土の芸術祭をはじめとするアートプロジェクト関係者を交えて、計3回のトークイベント“小須戸夜話”を開催。
第一夜
小須戸ARTプロジェクトとみずつち
~市民プロジェクトの可能性~
■日時 9月17日(土)
第1部 午後4時~5時30分
第2部 午後6時~8時
■ゲスト
小川 弘幸(水と土の芸術祭2015総合プロデューサー)
大矢 りか(水と土の芸術祭2015参加作家)
南条 嘉毅(過去プロジェクト参加作家)
したて ひろこ(過去プロジェクト参加作家)
小出 真吾・鮫島 弓起雄・渋田 薫(小須戸ART プロジェクト2016参加作家)
第二夜
小須戸から新潟市の
アートプロジェクトを掘り下げる
■日時 10月7日(金)
午後7時~9時
■ゲスト
石幡 愛・熊谷 薫
(AAF2016参加団体「国際芸術祭及び地域アートプロジェクトの事業評価検証会運営事務局」)
本間 智美(みずつち市民サポーターズ会議代表)
第三夜
これまで見た夢とこれから見る夢
今年の反省と今後の展望
■日時 12月10日(土)
第1部 午後4時~5時30分
第2部 午後6時~8時
■ゲスト
吉野 祥太郎・荻原 貴裕(過去プロジェクト参加作家)
黑多 弘文(銀座奥野ビル306号室プロジェクト)
いずれも会場は町屋ギャラリー薩摩屋、司会進行はプロジェクト参加作家の鈴木泰人。
「第二夜」は、AAF2016ネットワーク交流支援プログラムとして実施。
京都で小須戸
■開催趣旨
小須戸ARTプロジェクト2016では、共催企画FEEL KYOTO 2016の開催に合わせて、小須戸ARTプロジェクトの参加作家が京都市内でアーティストインレジデンス、ワークショップ、トークイベントなどを実施した。
■実施企画
○林 僚児※
・沖縄コザ巨大壁画制作のおはなし
8月7日(日) 午後5時~7時
※臼井アートプロジェクトからのゲスト参加
○南条 嘉毅
・滞在制作オープンスタジオ
9月9日(金)~11(日)、19 日(月・祝) 午後1時~6時
・土絵具で描こう! WS
9月10日(土)、11日(日) 午前10時 ~ 午前12時30分
○橋本 直明
・滞在制作オープンスタジオ
9月9日(金)~11(日) 午後1時~6時
・ステンシルを使ってTシャツを作ろう! WS
9月10日(土) 午後2時~午後4時30分
○鈴木泰人 インクの染みの色と遊ぶWS
9月10日(土)、11日(日) 午後2時~午後4時30分
○どこだい小須戸誰だい石田さん トークWS
9月19日(月・祝) 午後4時~6時
小須戸ARTプロジェクト2016 in TOKYO
新潟市秋葉区小須戸。小さな商店街では、地域に残る歴史 ある町屋を活かして、2013年以降、水と土の芸術祭の市民プロジェクトなどとして毎年地域にアーティストを招 き、アートプロジェクトを継続してきました。
今年の小須戸ARTプロジェクト2016ではその一環と して、これまでにプロジェクトに関わった作家のネットワークを活かし、他地域での小須戸展を企画しました。
今回の「東京で小須戸」では、新宿区のS.Y.Pを会場に、今年小須戸を訪れた作家が制作した作品のアーカイブ展示を行います。
新潟、東京、京都。日本各地から訪れた作家が地域で制作した作品の一端をご高覧いただき、小さな町で行われているアートプロジェクトや、見知らぬ小須戸という地域へと思いを巡らせるひとときをお過ごしください。
■会 期 11月18日~11月27日の金・土・日 13時~20時
■会 場 S.Y.P(東京都新宿区住吉町10‐10)
■参加作家 小出真吾、鮫島弓起雄、渋田薫(小須戸ARTプロジェクト2016参加作家)
小須戸×306号室
「東京で小須戸」と同時期に、銀座奥野ビル306号室プロジェクトの協力のもと、これまでに小須戸に関わった作家達と306号室プロジェクトの作家によるグループ展を開催します。
-展示によせて-
建物自体をみせる、306号室に添わせた展覧会です。小須戸で関わった作家自身が、この部屋から受けた印象を作品化したもの、元々部屋にあったのか迷う作品、はたまたよ~く部屋を観ないと作品か分からないものまで、作品を探しながら、306号室の魅力を発見して頂けたら幸いです。
■会 期 11月18日(金)〜27日(日) 13時〜19時 ※22日(火)、24日(木)は17時~
※S.Y.Pで開催される「東京で小須戸」と開廊日時が異なりますので、ご注意ください。
■会 場 銀座奥野ビル306号室プロジェクト(東京都中央区銀座1-9-8 奥野ビル306号室)
■参加作家 南条嘉毅、吉野祥太郎、鈴木泰人、groove△(荻原貴裕+橋本直明)、黑多弘文(306号室プ ロジェクト)