研究・実験

これまでこの町に当たり前にあった建物を、これまでこの町にはなかった使い方で開いていく。「町屋ラボ」の活用はそれ自体がこの町の研究であり、この町を対象とした実験です。凝り固まった思考や定例・慣習とは距離をとり、地域の歴史や文化に創造性を加えることで何ができるか。その試みを続ける場です。

年に数か月は、小須戸ARTプロジェクトの拠点、アート作品を展示するギャラリーとして。年に数日は、フリーマーケットやマルシェなどのイベントを通した人や物の出会いの場として。何もない普段の日には、DIYで町屋をリノベーションする現場を伝える場、あるいはただゆっくりと時を過ごす場として。

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既存のコミュニティや不要なしがらみに縛られないフリースペース・オープンスペースとしての在り方を探っています。

設備について

​町屋ラボは、小須戸橋のたもと、小須戸本町通りの東側に位置しています。空き家になる前はクリーニングの取次ぎを、さらにその前には桶を作っていたということで、屋号は「桶屋」だったと言います。

道路に面した1階には6畳の板の間、奥に8畳の和室、続いて中庭、さらに奥には6畳の和室。最奥に水回りがまとまったコンパクトな建物です。道路に面して雁木があり、手前の二部屋には二階があります。

アーティストの滞在・制作環境を整えるために、徐々に工具などを揃えたり、設備を改善しています。